モアイ像のしゅみ日記

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漫画『スーパーカブ』 1巻【感想】

カブ主女子が、漫画「スーパーカブ」を読んでみた感想

※ネタバレあり

 

あらすじ

山梨の高校に通う女の子、小熊。

彼女には、"何も無い"

父親を事故で失い、母親に疾走され、頼れる親戚もいない、学校には友達もいない。

そんな”両親無し" ”友達無し”"趣味なし"の彼女はある日、バイクショップで中古のスーパーカブに出会う。

通学のために購入した原付だったが、少しづつ小熊の日常を変えていく物語。

原作

"この漫画は、トネ・コーケンによるライトノベルスーパーカブ』を蟹丹の作画によってコミカライズ化したもの。[1]

また、原作のライトノベルは、小説投稿サイト「カクヨム」に2016年より投稿された小説が、『ホンダ・スーパーカブ全世界総生産、1億台突破記念作品』として角川スニーカー文庫により、出版された。スーパーカブのファンを中心に大きく話題となった。[2] 

さらに、テレビアニメの放送が2021年4月から予定されている注目度の高い漫画です。

 

↓TVアニメスーパーカブについての情報はこちらから

moai-life.hatenadiary.com

感想

ここからは、小熊と同じく最近カブを納車した私の感想です。

 

まず、「設定オモッ!」ってなりました。

両親いなくて,友達いなくて,高校生で一人暮らしって、暗い漫画なの!?

数ページ読んでちょっと心配に...

 

そして、小熊がスーパーカブに出会うシーン。

カブを見た小熊の一目惚れした表情がなんとも印象的でした。

(このバイクはいわくつきで、人を3人殺めているそう。3人ってどういう事故やねん?怖っ)

 

小熊はカブに乗るために教習所へ通い免許を取得し、無事納車。

一発キックスタートでエンジンつけてカブに乗って帰宅するという小熊。

かっこいいですね。私なんて、納車した日は怖くてバイク乗れずに押して帰ったのに笑

 

納車してからは、小熊の何気ない日常の中にカブがいて、それが小熊にとって居場所になっていきます。

たとえ止まってても自分がどこにでもどこまででも行けるっていう

そんな気分を感じられるのよ

小熊にとってカブは”逃げてもいい場所”になったんじゃないかなあ。と思います。

精神的にも経済的にもまだまだ無力な高校生。ましてや、身内もいない小熊にとって、なにかで自分が嫌になったとき、"逃げてもいい”と言ってくれる人間はいないのでしょう。

それでも、カブに乗ればどこか遠くに行くことができる。

そんな気持ちだけで小熊にとっては唯一自己を肯定してくれる存在になったのだと思います。

と、子供のころはよく自転車で遠出したり家出しようと計画していた自分と重ねてしまいます笑

 

もう一つ、印象深かった場面。

小熊がクラスメイトにカブに乗って通学してるといった時のクラスメイトとの会話。

小熊はクラスメイトに

なーんだカブかー...

じーちゃんが乗ってるやつじゃん... 

と言われてしまいます。

どこにでもある乗り物。 カブ。

私は免許を取りに行く前、原付のカブに乗ってる同級生が羨ましくて、「カブいいなあ。」と言ったら、その子は、「えー?」っと。「本当は中型の免許を取って、跨ってのるような(スポーツ系?)のバイクに乗りたいの」って言われたことをよく覚えてます。 

カブってあまりパッとしない印象なのでしょうか。

私は、見た目も走り心地も全部が好きなのですが。

カブって...

目立たなくて平凡で...

私と同じ♪

 小熊がこう思う気持ち、なんとなーく共感できます。

 

最初は重い話になるのかな、と心配しましたが、カブに出会ってから小熊の生活が少しずつ色づいていくのが伝わってきて、心温まるストーリーでした。

カブの良さが詰まってる素敵な作品。

バイクよりの感想になってしまいましたが、バイクに興味がないひともほのぼのと楽しめる"日常系"漫画です。ぜひ、一度読んでみてください。

 

2巻も読んだら、感想書きます。

 

変態的な目線でいうと、カブに跨がる小熊のお尻の描写がリアルですごく良いです笑 

 

 参照

[1] スーパーカブ (小説) - Wikipedia

[2 ] https://kakuyomu.jp/info/entry/supercub_anime