漫画『スーパーカブ』 2巻【感想】
カブ主女子が、漫画「スーパーカブ」2巻を読んでみた感想
※ネタバレあり
あらすじ
スーパーカブを手に入れた小熊の夏が動き出す。
スーパーカブに乗って配達のバイトを始めた小熊、友人の礼子は郵政カブで富士山登頂を目指す。小熊は1日80kmの配達業務の中突然の雨に見舞われ、富士山の急斜面が礼子に襲いかかる!小熊はバイト代を何に使うのか?
礼子の富士山登頂という無謀ともいえる挑戦を越えられるのか?
1巻の感想はこちらから
原作
また、原作のライトノベルは、小説投稿サイト「カクヨム」に2016年より投稿された小説が、『ホンダ・スーパーカブ全世界総生産、1億台突破記念作品』として角川スニーカー文庫により、出版された。スーパーカブのファンを中心に大きく話題となった。[2]
さらに、テレビアニメの放送が2021年4月から予定されている注目度の高い漫画です。
↓TVアニメスーパーカブについての情報はこちらから
感想
ここからは、小熊と同じく最近カブを納車した私の感想です。
小熊、初めてのカブとの夏、配達バイトを始めました。1日の走行距離は80km。小熊は夕立に振られてしまいます。雨対策をしてこなかった小熊は、雨でびしょびしょに。そこで、小熊はレインウェアを購入します。
私は小熊と違って、カブを納車してからいち早くレインウェアを購入しました。雨対策というより、防寒対策として毎日来ています。ですが、雨の日はスリップが怖くてカブには乗っていません笑 郵便局の配達バイトとか、ウーバーイーツのバイトとか憧れるのですが、私にはまだ早そうです笑
雨対策を行って、雨が怖くなくなった小熊。
雨もそんなに悪くない
雨上がりの道はいい匂いがする
早く私もそう言えるようになりたい!
さて、そのころ小熊の友人の礼子は、郵政カブに乗って富士山登頂を目指します。
え?カブで富士山登るって何事?ちょっと何言ってるの?というあなた(私)はこちらの記事をご覧ください。
決して漫画の世界の話だから...というわけではないんですね。"異常"とも捉えられる目標に礼子は挑み続けます。あれ、こんなスポコン漫画だったっけ?というような描写。
だったら試してやる!
弱い私がどこまで行けるのか!!
弱いことを自覚してるから、強くなりたい!という気持ちは、小学生のときから格闘技をしている私はとても共感しながら読みました。家族には危ないからやめなさいと反対され、知人には"女の子のすることじゃない"と散々言われ、だけど、その言葉が反屈精神のように原動力に変わっていたのではないかと思います。礼子はこの先も挫折したり悔しい思いもするでしょうが、最後には富士山の頂上からの景色を見て欲しいです。
この巻で一番心に残った言葉がこれです。
バイクは危険。走るだけで危ない
不安はどうあってもなくならない
それなら一緒に味わってしまえばいい
バイクに乗る楽しさに
ほんのちょっとの苦味を添えて
バイクに乗るのは危険がつきもの。それもひっくるめて楽しんでしまおう。という名言。
スーパーカブ原作者のトネ・コーケンさんが実際にカブに乗っていて、心からそう思っているからでてきた言葉なのだと思いました。
私も早くその領域に達したいものです。
前巻に引き続いてカブで走る愉しさが詰まった作品でした。
アニメ化されたら、礼子の富士山トライシーンが楽しみです。
バイクに興味がないひともほのぼのと楽しめる"日常系"漫画です。ぜひ、一度読んでみてください。
スーパーカブ2巻はこちらから。
3巻も読んだら、感想書きます。
礼子の家で寝袋にくるまる小熊ちゃんめっちゃかわいい。これは今後の展開でキャンプツーリング期待できるか!?
<追記>
原作者のトネ・コーケンさんのツイートが面白い件。
もしもアニメスーパーカブがゆるキャンみたいに盛り上がったら俺なにやらされるんだろ…
— トネ・コーケン【スーパーカブReserve 11/1発売】 (@tone_koken) January 21, 2021
コミカライズの取材でカブのパンク修理を実演した時は「俺オッサンだから!もうオッサンだから!高校生みたいにパッパッと作業できない!」と悲鳴を上げました。
参照
[2 ] https://kakuyomu.jp/info/entry/supercub_anime